近年、寺院で葬儀を執り行う光景を、あまり見られなくなりました。葬家や親族、近隣の方々がご苦労するというお話も耳にします。費用がかかるというイメージもあるかもしれません。
現在では葬儀の際にお手伝いをして下さる方もいますし、映画「おくりびと」でも話題となった納棺師の方々も、ご協力していただけます。花や仕出しの手配も可能です。私共で葬儀に関する全ての段取りをすることが出来ます。
又、お寺で葬儀をすると、本堂そのものが祭壇ですので、高価な祭壇は必要ありません。葬儀に必要な小道具も総て揃っています。祭壇が必要ないことで、経済的な負担も軽くなります。もちろんいずれの互助会が入っても構いません。ご相談頂ければ、各々のご事情にも対応させていただきます。前夜からの葬儀や親族の宿泊も可能です。
葬儀とは儀式であり、喪家と住職がいることで、初めて儀式となると感じています。先生のいない学校は学校ではないし、医者のいない病院は病院ではありません。葬儀とはそういうものだと感じています。寺院で葬儀をする事は、ごくごく当たり前の話ですので、皆様のご利用お待ちしております。
近年、葬儀が生じた際、急な出来事である事と、周囲の手を煩わせずに済む便利さで、葬儀業者の会館に伺う事が多くなりました。そんな時代の流れから、本来の寺院の在り方を離れ、私たち寺院が上げ膳据え膳を前提とした楽な姿勢から、そのような習慣が出来てしまったのかもしれません。
当寺院では、宗派等は一切問う事無く、どなたでも安心して葬儀が行われる事が出来ます。檀家様を始め、ご近所や地域の皆様方のお陰で立派な本堂と会館が出来ました。恵まれた美しい環境と厳粛な雰囲気の中で葬儀が執り行われ、参列者の皆様に必ず喜ばれると確信します。
皆様のご利用、お待ちしております。
一般の葬儀を行います。当寺院では、仕出しや献花等の手配はもちろん、司会進行や湯灌の儀なども行う事が出来ます。本堂が祭壇となりますので、高価な祭壇は必要ありません。
最近では、ごく身近な親族だけで葬儀を行う「家族葬」というスタイルも増えてきています。庫裡を利用していただくことで、親族の宿泊も可能ですし、広間もありますので、多くの親族でも利用可能です。
葬儀の際に「戒名料」という、不可思議な言葉が最近では使われるようになりました。そもそも「戒名料」などという習慣は、数千年の仏教の歴史では、ごく最近の20年位の事だと思われます。本来、葬儀は菩提寺が執り行う習慣でしたが、菩提寺という構造が無くなり、更に葬儀業者等の会館で読経をする構造が、この不可思議な「戒名料」という言葉を生んだと思われます。
戒名とは故人に付ける名前ではなく、生前でも受戒することで、戒名を授かることが出来ます。俗名や戒名は、お金で買う性質ではありません。お寺と故人との関係が重要です。この話は長くなりますので、この場では致しませんが、戒名は故人に付ける為の名前ではありませんし、戒名自体に付けるための費用は必要ありません。
当寺院では、葬儀の際に、「寺院葬祭基本料」として頂きます。祭壇費用(本堂)や会場使用料(庫裡)、段取りなどの一般経費として、ご解釈して頂ければと思います。その費用の中には、葬儀業者が言う「宗教に関係する費用」の「戒名料」や「読経料」も含まれています。